文責 柔道整復 創健堂 院長 榊原孝文
日本国内における現代西洋医療において、慢性腰痛の治療法は、診断名ごとに異なる治療が行われているわけではありません。慢性腰痛の原因は、多岐にわたるため、診断名ごとに特効薬があるわけではありません。
慢性腰痛の診断名は、大きく分けて「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」の2つに分けられます。
特異的腰痛とは、腰痛の原因が特定できる腰痛です。例えば、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、炎症性疾患などがこれにあたります。これらの疾患は、原因となっている病態に合わせて、薬物療法や手術療法などの治療が行われます。
非特異的腰痛とは、腰痛の原因が特定できない腰痛です。日本国民の約8割が経験するといわれる腰痛のうち約85%は、この非特異的腰痛に分類されます。非特異的腰痛の原因は、筋肉の疲労や緊張、骨盤の歪み、姿勢の悪さなど、さまざまな要因が考えられます。
【ここに載せている文章はあくまで、日本国内における現代西洋医療の考え方であり、東洋医学からのものではありません】
非特異的腰痛の治療は、大きく分けて「対症療法」と「根本療法」の2つに分けられます。
対症療法とは、腰痛の症状を和らげるための治療です。主な治療法としては、鎮痛剤や消炎鎮痛剤の投与、理学療法、温熱療法などがあります。
根本療法とは、腰痛の原因を取り除くための治療です。非特異的腰痛の根本療法は、明確には確立されていません。しかし、筋肉の疲労や緊張を和らげるためのストレッチや運動、骨盤の歪みや姿勢の悪さを改善するための体操などが行われます。
また、慢性腰痛の治療には、薬物療法や理学療法などの医療機関での治療に加えて、セルフケアも重要です。適度な運動やストレッチ、十分な睡眠、バランスの良い食事など、日頃の生活習慣を見直すことで、腰痛の予防や改善につながります。
日本国内における現代西洋医療において、腰痛症の慢性化の原因は、大きく分けて以下の3つと考えられています。
加齢や筋力低下による腰部筋膜の脆弱化
骨や関節の病気による腰部の構造的変化
精神的なストレスや心理的要因
これらの原因によって、腰痛は以下のようなさまざまな症状を引き起こします。
・腰部痛
・下肢痛
・神経症状(しびれ、麻痺、筋力低下など)
慢性腰痛の治療法は、これらの症状や原因によって異なります。
非特異的腰痛
非特異的腰痛とは、腰痛の原因が特定できないものを指します。日本国内の腰痛症の約8割は、この非特異的腰痛に分類されます。
非特異的腰痛の治療法としては、主に以下の3つが行われています。
・運動療法
・薬物療法
・心理療法
運動療法は、腰痛の原因となる筋肉の緊張をほぐし、筋力や柔軟性を高めることで、腰痛の症状を改善する効果が期待できます。具体的には、ストレッチや体操、リハビリテーションなどが行われます。
ここまで説明してきた中で、西洋医学の考え方に基づく治療において背骨の歪みに注目しているところはありません。医師は、背骨の歪みに関する治療法を元々学んでいないので仕方ないのです。
しかし、実際に創健堂に来院される慢性腰痛に悩む患者の中で背骨の歪みを起こしている方がとても多く、その歪みを整えてあげることで症状が改善する方も多数います。
**改善の程度は人によって多少の違いはありますが、高齢だからといって良くならないかといえばそうではありません。何年も、或いは十年以上もその症状に悩まされていた方でも全く症状がなくなるケースもあります。
なぜこのような違いがあるのかといえば、医師のように検査方法や薬物療法、手術など様々な手段をもたらない柔道整復師だから、問診・視診・触診を念入りに行い、手技を中心とした施術を行うとともに、その変化をしっかりと見極めて次の施術に生かすことで、早く良くなってもらえているからです。
創健堂では、患者様一人ひとりに合ったオーダーメイドの施術を提供しています。そのため、背骨の歪みだけでなく、筋肉の緊張やバランスの悪さ、骨盤の歪みなど、腰痛の原因となるさまざまな要因を総合的に改善していくことができます。
その結果、慢性腰痛で長年悩んでいた方が、施術を重ねるごとに症状が改善し、痛みから解放されていくケースも少なくありません。
この続きでは、創健堂の施術の特徴と、その効果について述べています。
具体的には、以下の点を挙げることができます。
・問診・視診・触診を念入りに行い、患者様の症状や体質をしっかりと把握する。
・手技を中心とした施術で、背骨の歪みや筋肉の緊張を改善する。
・患者様一人ひとりに合ったオーダーメイドの施術を行う。
これらの特徴により、創健堂では慢性腰痛の改善に高い効果を上げています。